個人投資家の皆様へ
1. 企業理念
1-1 グループ理念体系
私たちは社是「ひねらんかい」精神をもって、バリュー「つよく、やさしく、おもしろく。」を大切に、中長期のノーススターとして掲げたビジョンの達成を目指すことで、「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元気に」の実現に向けて歩みを進めます。
1-2 ビジョンについて
ビジョン
新しい時代をつくる⼈が育つ場となる
クリエイティビティとテクノロジーによって、
なめらかな未来へつながるドアを広げる
複雑化した世の中を、デジタルの⼒で明るくシンプルに
ビジョンから、
「新しい時代をつくる人」や
「クリエイティビティ・テクノロジー」
「明るくシンプルな世界」などのイメージや、
事業に関する内容をイラストで表現しました。
1-3 ロゴの由来
「Septeni = 7つずつ」にちなんで7つの円から構成される図式を作成し、それをもとに 「つよく」「やさしく」「おもしろく」を表す3つのシンボルを作成しました。
2. 沿革
3. 事業紹介
3-1 当社グループの企業像・事業セグメント紹介
3-2 マーケティング・コミュニケーション事業
デジタル広告の販売と運用を軸とした、統合マーケティングサービスの提供により、企業のDXの総合的な支援を行っています。
3-3 ダイレクトビジネス事業
BtoC、BtoB領域において、事業戦略立案からダイレクトレスポンス手法によるプロモーション、CRMまで一気通貫で実行することでオフラインメディアとデジタルを統合した顧客支援を行っています。
3-4 データ・ソリューション事業
デジタルマーケティング領域で長年蓄積された知識・ノウハウを生かし、データの収集・統合・活用や、データやAIを活用したソリューションの開発・提供、顧客の開発支援やエンジニア人材の派遣を提供しています。
4. 経営方針
4-1 中長期で目指したい姿
これまで当社では中期経営方針を3年単位でのローリング形式を採用してきましたが、事業環境の変化の速さと、これに起因する3年という中期的な将来見通しの不確実性の高さなどを踏まえ、今後はローリング形式を取りやめることといたしました。
中長期で目指したい姿として、デジタルマーケティングを軸とした隣接領域を含むケーパビリティ獲得・強化、アライアンス推進により2030年までに当期利益100億円を創出し、高成長・高還元の両立を実現する企業体を目指してまいります。
4-2 中期テーマ
中長期で目指したい姿の実現に向け、中期テーマ「フォーカス&シナジー」を掲げながら、組織再編の推進とポートフォリオマネジメントの徹底による既存事業の磨きこみ(=フォーカス)を行いながら、事業内、事業間、電通協業、外部パートナーの4層でさらなるシナジー創出に取り組んでまいります。
マーケティング・コミュニケ-ションとダイレクトビジネス、データ・ソリューションという3つのセグメントでの領域経営の推進に加え、マーケティング・コミュニケーション事業におけるコンサルティング領域やコンテンツ領域への展開を志向した積極的なM&Aやアライアンスを検討/実行していきながら、グループとしてのケーパビリティの拡大を進めてまいります。
4-3 中長期で目指したい姿に向けたマイルストーン
中長期で目指したい姿に向けたマイルストーンは下記のとおりです。
中長期で目指したい姿の実現、またFY2026以降でのグループ内、グループ外両面でのシナジー開花に向けて、FY2025では以下の項目にフォーカスします。
4-4 セグメント別の方針と成長イメージ
セグメント別の方針と成長イメージはそれぞれ下記のとおりです。市場成長のアウトパフォームを目指しながら、各事業の成長と事業ポートフォリオ変革推進のための成長投資を強化してまいります。
中長期で目指したい姿を踏まえたEPS・ROE推移のイメージは下記のとおりです。2030年に向け、まずはEPSの水準を20円台以上に乗せ、持続的な成長とEPSのさらなる積み上げを目指してまいります。
4-5 サステナビリティ方針
当社グループは、当社グループのミッション「ひとりひとりのアントレプレナーシップで世界を元に」の実現やビジョンの達成に向けて、グループの持続的成長、企業価値の向上、サステナブルな社会の実現を目指し、積極的にサステナビリティ活動を推進しております。
5. 株主還元方針・実績
5-1 株主還元方針・実績
株主還元方針
- ・各事業年度の連結業績、財務体質の強化、今後のグループ事業戦略等を考慮して、2024年12月期については親会社の所有者に帰属する当期利益に対する配当性向100%、2025年12月期以降は配当性向50%を下限とし、当社の分配可能額の範囲内で利益還元を実施
- ・自己株式の取得については、市場環境や事業への投資機会、資本効率、株価水準等を総合的に勘案の上、継続的に検討を行い、機動的に実施
- ・内部留保金については、成長性・収益性の高い事業分野への投資とともに、既存事業の効率化・活性化のための投資及び人材育成のための教育投資として活用
6. 業績ハイライト
FY2024 業績レビュー
売上高、収益どちらも過去最高を更新※
・人員増加に対する収益転換が計画より遅れ、前期比で営業減益
・子会社株式売却等で親会社所有者帰属当期利益、EPSが大きく増加し株主還元を大幅強化
・組織再編と不採算事業の撤退・売却を進め、中期テーマとして掲げた「フォーカス」は一定の進捗
※FY2023以前は非継続事業組替え前の1-12月の単純合算値との比較