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決算レビュー

2020年9月期 通期決算レビュー

当期の経営環境において、新型コロナウイルス感染症(以下、COVID-19)の世界的な感染拡大により経済活動が停滞し、また、4月上旬に発令された緊急事態宣言下における外出自粛や、消費行動の抑制に起因する広告需要の減少が見られました。その後、5月中旬には緊急事態宣言が解除され、経済活動が緩やかに再開していくとともに、3月後半から減少を続けていた広告需要も5月を底に回復し、以降9月まで回復が持続しております。

また、国内における2019年のスマートフォン個人保有率は67.6%まで伸長し、とりわけ10~30代においては8~9割に迫る高水準で普及しており、Z世代、ミレニアル世代を中心とした量的拡大が進行しております。それとともに保有者一人一人の利用目的についても、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用率の高まりに伴って多様化しており、質的にも顕著な変化がうかがわれます(出所:総務省「令和元年版通信利用動向調査」)。このようにスマートフォンがインターネット利用デバイスの主流となる中で、各種サービス・アプリケーション市場においては、動画、音楽、電子書籍を始めとするコンテンツへの拡大が加速しているほか、ソーシャルメディアの活用方法もコミュニケーションのみに留まらず、決済や購買などの領域にも広がり、その影響力をより一層強めていることから、それぞれのメディア特性やデータ、AIを活用したマーケティング支援の需要は一段と高まっております。

このような環境のもと、主力のデジタルマーケティング事業では、COVID-19による消費全般のオンライン化に伴う案件拡大や国内電通グループとの協業の推進により、増収増益となりました。メディアプラットフォーム事業では、COVID-19による影響から、赤字幅が拡大いたしました。

また、新たな事業セグメントへの拡張に向け、保有する資本を活用し、スポーツ領域、シェアリングアセット領域、エンタメ領域における各企業への資本参加、事業提携を開始いたしました。

これらの結果、収益は17,938百万円(前期比6.8%増)、Non-GAAP営業利益は2,452百万円(前期比18.8%増)、営業利益は2,274百万円(前期は183百万円の営業利益)、税引前当期利益は2,325百万円(前期は81百万円の税引前当期損失)、当期利益は1,471百万円(前期は542百万円の当期損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,464百万円(前期は547百万円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。

通期連結業績の概要

(単位: 百万円)

  FY2016※ FY2017 FY2018 FY2019 FY2020
収益 13,862 14,702 15,272 16,796 17,938
Non-GAAP営業利益 4,147 2,325 1,011 2,065 2,452
営業利益 4,154 2,248 977 183 2,274
親会社の所有者に帰属する当期利益 2,519 2,211 847 -547 1,464
【参考】売上高 73,203 72,375 72,443 76,501 76,489

※2017年9月期よりアクセルマーク(株)を連結除外しております。また、比較対象となる2016年9月期以前の連結P/Lを遡及修正し、同事業の損益を「非継続事業」に組み替えております。

通期連結業績の推移

収益
Non-GAAP営業利益
営業利益
親会社の所有者に帰属する当期利益

セグメント別業績

(単位: 百万円)

    FY2016※ FY2017※ FY2018※ FY2019※ FY2020※
収益
デジタルマーケティング事業 13,409 13,833 14,234 15,079 15,807
メディアプラットフォーム事業 601 1,163 1,324 2,005 2,487
調整額 -148 -294 -286 -289 -356
  13,862 14,702 15,272 16,796 17,938
Non-GAAP
営業利益
デジタルマーケティング事業 5,331 5,468 4,026 4,775 5,248
メディアプラットフォーム事業 -718 -1,324 -1,051 -901 -956
調整額 -467 -1,820 -1,964 -1,809 -1,840
  4,147 2,325 1,011 2,065 2,452
【参考】売上高
デジタルマーケティング事業 73,159 72,549 72,177 75,311 74,728
メディアプラットフォーム事業 601 1,163 1,324 2,005 2,487
調整額 -559 -1,336 -1,058 -815 -726
  73,203 72,375 72,443 76,501 76,489
収益
Non-GAAP営業利益

※なお、従来より各セグメントへ配賦していた全社費用について、2018年9月期以降は配賦を行わない方針に変更しております。これに伴い、2017年9月期のセグメント別Non-GAAP営業利益は全社費用を配賦しない基準にて遡及修正しております。また、2016年9月期以前の業績については遡及修正前の数値となっておりますので、参考情報としてご参照ください。

2020年9月期デジタルマーケティング事業レビュー

当期においては、電通グループ協業の顧客数が堅調に増加し、また、ゲーム、マンガ、動画配信、EC等の広告主を中心とした、オンライン消費の拡大に伴う需要の取り込みにより、案件が拡大いたしました。

これらの結果、収益は15,807百万円(前期比4.8%増)、Non-GAAP営業利益は5,248百万円(前期比9.9%増)となりました。

収益
Non-GAAP営業利益
【参考】売上高
ブランド広告取扱高
電通グループ協業顧客数

2020年9月期メディアプラットフォーム事業レビュー

当期においては、マンガアプリ「GANMA!」の広告収益は、COVID-19感染拡大による影響を大きく受け、減少いたしました。一方で、累計ダウンロード数は2020年9月末時点で約1,461万件となり、サブスクリプション課金が堅調に増加いたしました。また、「GANMA!」以外のその他の事業の成長により、収益が増加いたしましたが、COVID-19感染拡大による影響により、赤字幅が拡大いたしました。

これらの結果、収益は2,487百万円(前期比24.0%増)、Non-GAAP営業損失は956百万円(前期は901百万円のNonGAAP営業損失)となりました。

収益
Non-GAAP営業利益