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決算レビュー

2019年9月期 通期決算レビュー

国内における2018年のスマートフォン個人保有率は64.7%まで伸長し、とりわけ10~30代においては8~9割に迫る高水準で普及しており、Z世代、ミレニアル世代を中心とした量的拡大が進行しております。それとともに保有者一人一人の利用目的についても、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用率の高まりに伴って多様化しており、質的にも顕著な変化がうかがわれます(出所:総務省「平成30年版通信利用動向調査」)。このようにスマートフォンがインターネット利用デバイスの主流となる中で、各種サービス・アプリケーション市場においては、動画、音楽、電子書籍を始めとするコンテンツへの拡大が加速しているほか、ソーシャルメディアの活用方法もコミュニケーションのみに留まらず、決済や購買などの領域にも広がり、その影響力をより一層強めていることから、それぞれのメディア特性やデータ、AIを活用したマーケティング支援の需要は一段と高まっております。

このような環境のもと、当社グループにおいては、成長著しいブランド広告市場の開拓を推進し、併せて、電通グループとの業務提携を開始し、当初の計画に沿って順調に進捗いたしました。

さらには中長期的な競争力強化のため、マシンラーニングを軸とするAI型人事システムを活用した人材採用・育成の積極化や、メディアプラットフォーム事業におけるマンガアプリ「GANMA!」を中心としたメディア規模拡大並びに自社コンテンツ強化のための先行投資を実行いたしました。

一方、持分法適用関連会社であるアクセルマーク株式会社について、持分法適用関連会社からの除外により、残存持分を公正価値で測定したことに伴い、発生した損失を当第2四半期連結会計期間に計上いたしました。また、海外連結子会社であるLion Digital Global LTDが、買収当初に見込んでいた事業計画を下回って推移する見通しとなり、IFRSに基づく減損テストを実施し、将来の回収可能性を検討した結果、買収時に認識したのれん及び事業用資産の減損損失1,802百万円を当連結会計年度に計上することとなりました。

これらの結果、収益は16,796百万円(前期比10.0%増)、Non-GAAP営業利益は2,065百万円(前期比104.2%増)、営業利益は183百万円(前期比81.3%減)、親会社の所有者に帰属する当期損失は547百万円(前期は847百万円の親会社の所有者に帰属する当期利益)となりました。

通期連結業績の概要

(単位: 百万円)

  FY2015※ FY2016※ FY2017 FY2018 FY2019
収益 11,195 13,862 14,702 15,272 16,796
Non-GAAP営業利益 2,901 4,147 2,325 1,011 2,065
営業利益 2,533 4,154 2,248 977 183
親会社の所有者に帰属する当期利益 2,351 2,519 2,211 847 -547
【参考】売上高 61,476 73,203 72,375 72,443 76,501

※2017年9月期よりアクセルマーク(株)を連結除外しております。また、比較対象となる2016年9月期以前の連結P/Lを遡及修正し、同事業の損益を「非継続事業」に組み替えております。

通期連結業績の推移

収益
Non-GAAP営業利益
営業利益
親会社の所有者に帰属する当期利益

セグメント別業績

(単位: 百万円)

    FY2015※ FY2016※ FY2017※ FY2018※ FY2019※
収益
デジタルマーケティング事業 11,096 13,409 13,833 14,234 15,079
メディアプラットフォーム事業 207 601 1,163 1,324 2,005
調整額 -108 -148 -294 -286 -289
  11,195 13,862 14,702 15,272 16,796
Non-GAAP
営業利益
デジタルマーケティング事業 3,816 5,331 5,468 4,026 4,775
メディアプラットフォーム事業 -530 -718 -1,324 -1,051 -901
調整額 -378 -467 -1,820 -1,964 -1,809
  2,901 4,147 2,325 1,011 2,065
【参考】売上高
デジタルマーケティング事業 61,564 73,159 72,549 72,177 75,311
メディアプラットフォーム事業 207 601 1,163 1,324 2,005
調整額 -295 -559 -1,336 -1,058 -815
  61,476 73,203 72,375 72,443 76,501
収益
Non-GAAP営業利益

※なお、従来より各セグメントへ配賦していた全社費用について、2018年9月期以降は配賦を行わない方針に変更しております。これに伴い、2017年9月期のセグメント別Non-GAAP営業利益は全社費用を配賦しない基準にて遡及修正しております。また、2016年9月期以前の業績については遡及修正前の数値となっておりますので、参考情報としてご参照ください。

2019年9月期デジタルマーケティング事業レビュー

当期においては、国内市場における顧客数及び大型顧客の出稿が順調に増加いたしました。海外市場では北米地域及びアジア圏において低調な推移となりました。一方、電通グループが取り扱うデジタルマーケティング案件の広告運用の支援や、ナレッジ、テクノロジーの提供等が計画通り進捗し、収益拡大に貢献いたしました。

これらの結果、収益は15,079百万円(前期比5.9%増)、Non-GAAP営業利益は4,775百万円(前期比18.6%増)となりました。

収益
Non-GAAP営業利益
【参考】売上高
海外収益
動画広告取扱高
ブランド広告取扱高

2019年9月期メディアプラットフォーム事業レビュー

当期においては、マンガアプリ「GANMA!」の事業規模が順調に拡大し、「GANMA!」の累計ダウンロード数は2019年9月末時点で1,300万件を超え、ブランド広告やサブスクリプション課金の拡大によりトップラインが伸長し、赤字幅が縮小いたしました。

これらの結果、収益は2,005百万円(前期比51.4%増)、Non-GAAP営業損失は901百万円(前期は1,051百万円のNon-GAAP営業損失)となりました。

収益
Non-GAAP営業利益