株式会社セプテーニ・ホールディングス株式会社
セプテーニ・
ホールディングス

トップメッセージ

株式会社セプテーニ・ホールディングス 代表取締役グループ社長執行役員 佐藤 光紀


アントレプレナー人材×独自の人材育成戦略で、「人や産業をエンパワーする」優れた事業を生み出し続ける

社会変革の大きなうねりをさらなる成長につなげる

セプテーニグループが、DM事業からインターネット広告分野に事業の軸足を移したのは2000年のことでした。私たちには当時から、「インターネットやデジタル技術は、短期的なブームではなく、長期的に世の中を変革する大きな産業になる」という確信がありました。現在では国内トップクラスの取り扱い実績を持つ「ネットマーケティング事業」と、マンガコンテンツ事業をはじめとした「メディアコンテンツ事業」を軸に、グループ企業数30社以上、世界8カ国11拠点、従業員数約1,500人規模の組織に成長しています。これまでの18年間は、デジタル技術による新時代の産業革命が到来し、社会が急激にデジタルシフトしていく過程でもありました。私たちもこの間、スマートフォンやSNS広告、動画広告への対応など、世の中の新たな兆候と成長分野をいち早く見極め、経営資源を機動的にシフトし成長してきました。つまり、社会の変化と私たちの歩みは、ほぼ軌を一にしてきたと言えます。デジタル産業革命は、いわばようやく“夜明け”を迎えた段階にあります。これからはモビリティや医療現場、小売店舗など、あらゆる産業や暮らしのリアルな空間とつながって、社会の在り方を抜本的に変えていくことは確かです。当社グループはデジタル広告市場の重要なキープレーヤーとして、社会変革の大きなうねりをさらなる成長につなげていきたいと考えています。

私たちの存在価値は、「人や産業をエンパワー(元気に)する」こと

投資家の皆さまにとって、私たちのようなインターネット広告・メディアコンテンツに携わる企業は、貸借対照表(B/S)に記載された内容がどのようにして利益につながっているのかが想像しにくいのではないでしょうか。私は、当社グループのB/Sと売上・利益をつないでいる最も重要な要素を「人的資産」だと考えています。この考えのもと、「当事者意識が高く、起業家精神あふれる人材」に対して、積極的な投資を実行してきました。自分の頭で考え、行動できるアントレプレナー人材を各組織の中核に据え、新しいサービスを生み出しやすい環境・制度を整備することで、社会の変革をリードできる集団を目指しています。これは当社グループの理念であり、セプテーニ固有の文化を形成する核にもなっています。従業員の平均年齢が29歳と若いことも、人材面の大きな特長です。変化への適応力、思考の柔軟性など、若い集団ならではの強みをお客さまへの提供価値にしていくために、若手人材の登用と思い切った権限委譲を行っています。
加えて、人材採用と育成・マネジメントの領域を強化するため、独自開発したマシンラーニングを軸とする「AI型人事システム」を運用しています。このシステムの活用による人材の早期戦力化と売上・利益への貢献は、データで実証されています。ここまで述べてきた、若い人材を中心とする固有の理念・文化、および「AI型人事システム」は、いわば当社グループの「OS」であり、グループの成長を支える基盤の役割を担っています。この基盤があるからこそ、優れた“アプリケーション”=事業を創出できているというのが、私たち経営陣の共通認識です。なお、当社グループの事業全てに共通する特長は、人や産業をエンパワー(元気に)する点にあります。これは、私たちが生み出している本質的な価値でもあります。起業家精神あふれる一人ひとりの従業員が、人を元気にする事業を生み出し、結果として社会をより良くしていくことが、当社グループの存在価値なのです。

オーガニックの事業成長と電通との資本業務提携で、主力事業の成長を加速させる

2017年9月期より掲げているグループの中期経営方針では、「広告事業をグローバルに伸ばす」「強いメディアをつくる」「スマホの次に投資する」という3つの基本方針を掲げ、そのうえで、可能な限り短期間でNon-GAAP営業利益100億円の達成を目指しています。また、2018年10月に当社グループは、電通グループとの資本業務提携を発表しています。両社の連携によって、顧客への提供価値増大を目指し、両社グループによる経営資産の相互活用やナレッジとテクノロジーの共有化によるスケールメリットをはじめとした相乗効果を見込んでいます。2019年9月期以降におきましては、オーガニックでの事業成長と本提携によって、当社グループの成長スピードを大幅に加速させていきます。

中期経営方針と短期間でのNon-GAAP営業利益100億円の達成

ネットマーケティング事業

国内のネットマーケティング事業においては、既存案件の出稿減などの影響があったものの、人材投資による強固な組織基盤の確立や、昨今ニーズが高まる「ブランド広告」といった新規領域での成長促進を図ることで、業容の拡大へつなげていきます。また、電通グループとの業務提携により、同グループが保有するデジタル広告案件の共同運用や、オンライン広告とオフライン広告の統合提案体制の構築によって、顧客への提供価値の増大を実現させていきます。海外市場については、東南アジア、中華圏を中心に収益が拡大しており、海外収益比率は約13%に達しています。今後もオーガニックな成長とM&Aによるグローバル展開を両輪で回していき、中期的には海外収益比率をグループ全体の50%程度にまで伸ばしていく方針です。

メディアコンテンツ事業

メディアコンテンツ事業は、「強いメディアやプロダクトをつくり上げ、広告事業に次ぐ新たな事業の柱をつくる」という方針のもとで推進してきました。現在は、マンガアプリ「GANMA!」のメディア規模拡大に向けて重点的な投資を行っています。アプリの累計ダウンロード数は、2018年9月時点で1,098万DL、月間ページビュー数は31.6億PVに上っており、10~20代の若年層を中心にユーザ規模が拡大しています。毎日のように「GANMA!」にアクセスし、話題にしてくれる人々の体験価値や、長期的に生み出す利益は、非常に大きなものになっていくと考えており、「GANMA!」のメディア価値の高まりを感じています。
今後は、自社で保有するIP(知的財産)の価値を向上させ、コミックや舞台など他ジャンルに作品を展開していくとともに、広告や課金、グッズ販売などによる収益の増加、およびグローバル展開による成長を目指していきます。

中長期的な競争力強化を見据え、事業基盤への投資を積極化

当社グループは、中長期的な競争力強化を見据えた「OS=事業基盤」への投資を積極的に推進していきます。とりわけ2018年9月期は、前述の「AI型人事システム」をグループで運用しながら、人材分野への投資を拡大させてきました。人材に関する膨大なデータベースをもとに、各人の活躍度を高い精度で予測できるAI型人事システムは、ここ数年の実証や運用を経て強固な基盤となっています。配属部門とのミスマッチをなくし、人材の早期戦力化が進むなど、各組織で顕著な効果が出ており、複数の外部機関からも高い評価※をいただいています。潜在的な能力を有する人材の発掘・採用をはじめ、中期経営方針の達成過程においても、「AI型人事システム」の活用を重視しています。「人や産業をエンパワーする」という私たちの事業コンセプトは、社外のステークホルダーに対してだけではなく、グループ従業員に対しても当てはまります。「毎日が楽しい、うれしい」というポジティブな感情とエネルギーを生み出す環境を形成できている企業は、そうでない企業よりも顧客に必要とされ、業績も伸びていくと私は考えます。また、人間関係のストレスが少なく、人と組織とのフィッティングが良好な企業は、経営の意思決定を行う際の“摩擦係数”も小さいことを日々実感しています。デジタルによる産業変革が加速する中で、当社グループは独自の人材育成戦略と人材のパワーを結集し、私たちにしか成し得ない優れた事業を生み出し、新しい価値を提供していきます。

利益還元について

2018年9月期における連結決算は、既存案件における出稿減や、競争力強化を目的とした人材投資を中心としたコスト増などの影響で減益となりました。2019年9月期では、主力事業の再成長とコストコントロールによる利益体質の強化により、業績のV字回復を目指します。株主・投資家の皆さまへの利益還元については、親会社の所有者に帰属する当期利益に対する配当性向15%を目安としながら、1株当たり配当金の下限を2円と設定することで配当の継続性と安定性に配慮していきます。今後も、業績の拡大に応じた適切な利益配分を図っていきます。


※2018年8月、経済産業省後援「第3回HRテクノロジー大賞」において、人材採用・配属・育成・代謝などすべてのフローをAIで最適化する当社グループの取り組みが高く評価され、「イノベーション賞」を受賞しました。2018年2月、Great Place to Work® Institute Japanが実施する「働きがいのある会社(日本版)」ランキングにおいて、セプテーニグループは7年連続でベストカンパニーに選出されました。

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