新しい時代をつくる人が育つ場となる クリエイティビティとテクノロジーによって、なめらかな未来へつながるドアを広げる 複雑化した世の中を、デジタルの力で明るくシンプルに

人材に関する研究活動

セプテーニグループは、社員ひとりひとりのパフォーマンスの最大化を目的として、2013年から人材に関する研究活動を開始しました。当社グループでは、人材育成の概念を、「育てる」ではなく「人は職場で良質な経験を重ねることで”育つ”」と定義し、科学的に測定・評価する取り組みを行っています。2014年から研究活動により得られた技術を採用活動にも応用を開始し、2016年に人材データを専門に研究を行う「人的資産研究所(Human Capital Lab)」を設立し、経営判断や人材育成に活かしています。

Human Capital Report-No.28/2018.7.12
AI導入が採用活動と人材育成に及ぼす
影響の検討

レポートイメージ図

昨今、人事・組織領域においても、AIを用いたデータマネジメントの仕組みの導入が進んでいるが、実証的なデータや研究はまだ少ない。本レポートでは、セプテーニグループにおけるAIを用いた採用・人材育成システムの影響を定量的に検討し、AI型人事システム(HaKaSe)の有効性を検証した。分析の結果、同システムが入社時に予測した社員の「活躍度」と実際の早期活躍との関連や、システム導入前後での新入社員における早期活躍者の割合の増加が確認された。本レポートから、AIを用いたシステムの開発と導入が人事・組織領域の業務を大きく改善する可能性が示唆された。

Human Capital Report -No.20/2017.9.1
定量的な相性スコアに基づく
「相性配属」の検証結果(共同研究)

レポートイメージ図

本レポートではセプテーニグループの社内人事データを用いて、新入社員の個人特性(FFS特性)と職場環境(職種、トレーナーのFFS特性)との相性がその社員の評判に及ぼす影響を定量的に検討した。分析の結果、新入社員のFFS特性単体ではその社員の評判をさほど予測できなかったが、職場環境との相性を考慮することで予測力を高めることに成功した。このことから、社員の組織内での「活躍」を予測するためにはその社員の特徴だけでなく、環境との相性の良し悪しまで考慮することが重要だと言える。加えて本レポートでは、各相性が持つ意味についても定性的に考察を行った。